海外の口座から日本の口座へワイズを使って送金する方法
ワイズ(旧トランスファーワイズ)を利用すれば、海外から日本の口座への送金が可能です。
アカウント作成は無料で海外からでも簡単できます。
海外送金手数料を低価格に抑えられ、送金時間も短縮可能です。

50以上の通貨を維持費無料で管理できるマルチカレンシー口座、デビットカードのサービスもありますので、海外在住者にとってはおすすめのサービスです。
お住まいの地域によっては、日本への送金ができない場合もありますので、まずはワイズで海外送金可能な通貨を確認してください。
Wise(ワイズ)で日本に海外送金可能な通貨
- アメリカ ドル(USD)
- カナダ ドル(CAD)
- オーストラリア ドル(AUD)
- ニュージーランド ドル(NZD)
- シンガポール ドル(SGD)
- 香港 ドル(HKD)
- ヨーロッパ ユーロ(EUR)
- イギリス ポンド(GBP)
- スイス フラン(CHF)
- チェコ コルナ(CZK)
- デンマーク クローネ(DKK)
- ノルウェー クローネ(NOK)
- スウェーデン クローナ(SEK)
- ブルガリア レフ(BGN)
- クロアチア クーナ(HRK)
- ハンガリー フォリント(HUF)
- ポーランド ズロチ(PLN)
- ルーマニア レイ(RON)
- トルコ リラ(TRY)
- ブラジル レアル(BRL)
- インド ルピー(INR)
- マレーシア リンギット(MYR)
上記の通貨から日本の銀行への海外送金が可能です。
各通貨の海外送金上限金額
通貨 | 送金上限金額 | 備考 |
---|---|---|
アメリカ ドル(USD) | 1,000,000 USD | 州によって上限金額が変わる場合あり |
カナダ ドル(CAD) | 1,500,000 CAD | 受取人の完全な住所が必要 |
オーストラリア ドル(AUD) | 1,800,000 AUD | RTGS決済入金は不可 |
ニュージーランド ドル(NZD) | 2,200,000 NZD | SWIFT入金不可 |
シンガポール ドル(SGD) | 1,000,000 SGD | カード入金の場合の上限は16,000 SGD |
香港 ドル(HKD) | 10,000,000 HKD | 送金を利用できない法人種別あり |
ヨーロッパ ユーロ(EUR) | 1,200,000 EUR | Google pay・Apple pay・SOFORT・iDeal・Trustlyでの支払い可能 |
イギリス ポンド(GBP) | 1,000,000 GBP | FPS・Bacs・CHAPSなどの入金可能 |
スイス フラン(CHF) | 13,000,000 CHF | スイス国外口座からSWIFTでの入金可能 |
チェコ コルナ(CZK) | 25,000,000 CZK | SWIFT入金不可 |
デンマーク クローネ(DKK) | 8,500,000 DKK | MobilePayからの入金NG |
ノルウェー クローネ(NOK) | 11,500,000 NOK | SWIFT入金不可 |
スウェーデン クローナ(SEK) | 125,000,000 SEK | SWIFT入金不可 |
ブルガリア レフ(BGN) | 2,000,000 BGN | Easypay・Epay・銀金での入金・税金の支払いなどの送金NG |
クロアチア クーナ(HRK) | 1,000,000 HRK | SWIFT入金不可 |
ハンガリー フォリント(HUF) | 3,00,000,000 HUF | 現在MKB銀行からの入金は受付け不可 |
ポーランド ズロチ(PLN) | 5,000,000 PLN | SWIFT入金不可 |
ルーマニア レイ(RON) | 5,300,000 RON | SWIFT入金不可 |
アラブ首長国連邦 ディルハム(ADE) | 47,000 AED | UAEに登録されている法人のみ送金可能 |
トルコ リラ(TRY) | 1,000,000 TRY | 個人送金で初めて送金を行う場合はトルコのIDナンバーが必要 |
ブラジル レアル(BRL) | 1,000,000 BRL | 送金人・受取人の両者が個人の場合のみ送金可能 |
インド ルピー(INR) | 325,000 INR | 教育目的での送金の場合、1回の送金上限650,000INR |
マレーシア リンギット(MYR) | 30,000 MYR | 法人アカウントからの送金不可 |
各通貨によって、ワイズへの入金方法や利用条件が異なります。
お住まいの国での利用条件を、公式サイトでしっかりと確認してください。
ワイズで海外から日本へ送金するときの注意
- 海外から日本への送金は、日本の銀行口座のみ可能
- 口座情報は確実に記入する
- 1回送金額が100万円を超える場合はSWIFTでの送金
海外から日本への送金は、日本の銀行口座のみ可能
海外から日本へ送金する場合は、受取先は銀行口座のみとなります。
証券口座やFX口座などへの振込はできません。
口座情報は確実に記入する
日本の銀行口座情報は、銀行口座で登録されている名義と一致させてください。
日本の銀行口座はカタカナで登録している場合が多いですよね?

カタカナで登録している場合は、ローマ字を使わずにカタカナで入力です。
受取人情報に必要なもの
- 口座名義
- 口座番号(4~7桁)
- 口座種別
- 銀行名と支店名
口座種別は、普通 (Futsuu) current/general・貯蓄 (Chochiku) savings・当座 (Touza) checkingから選択します。
銀行名は、ラテン文字・カタカナ・漢字・銀行、支店コードが利用できます。
1回送金額が100万円を超える場合はSWIFTでの送金
日本へ送金できる上限金額は通貨によって異なりますが、1回の送金額が100万円を超える場合はSWIFTでの送金になります。
その場合、SWIFT・BICコードが必要になり、追加手数料が発生します。
SWIFTでの固定手数料はこちらです。
海外でワイズのアカウントを作成する手順
まず注意したいのは、日本円を海外に送るには日本の住所確認をする必要があります。
海外から日本へ送金する場合は、海外住所での登録でOKですが、もし日本円を送金する可能性がある場合は注意してください。
日本円を海外へ送金する可能性がある場合は、こちらのアカウント作成手順を参考にされてください。
↓↓↓
では、海外から日本へ送金するときの手順をご説明します。
まずはこちらからワイズの公式ページを開きます。
「会員登録」か「送金する」ボタンをクリックし、会員登録画面へ進みます。
Apple、Google、Facebookアカウントでも会員登録が可能です。
「海外送金」「マルチカレンシー口座の利用」「支払いを受ける」の中から、ワイズを利用する方法を選択します。
在住地によっては、選択肢がない場合があります。

選択したものは後から変更が可能です。マルチカレンシー口座は利用可能な国であれば、後から作成することができます。
送金額を在住国の通貨、受取額を日本円にして送金額を指定します。
送金する金額は、受取額で指定することも可能です。

手数料と着金予定日が表示されるので確認しておいてください。
次に、個人口座、法人口座のどちらからの送金かを選択します。
登録の住所は、在住国の身分証明ができる書類と一致したものになります。
職業は何でも大丈夫だと思います。
「自分自身の口座」「自分以外の個人口座」「会社名義または募金」から選択してください。
日本の受取銀行で必要な情報は
- 口座名義
- 口座番号(4~7桁)
- 口座種別
- 銀行名と支店名
です。口座名義は「苗字 名前」の順で大丈夫です。
本人確認は、オンラインで完結します。
写真付きの現地発行の身分証明証(住所記載)をアップロードします。
永住許可証・現地発行の運転免許証・パスポートなど、写真付きの身分証明書と、住所が記載された携帯や光熱費などの請求書を用意してください。

本人確認に必要な書類は、国によって異なります。
在住国によっては、税金の支払い目的などでの送金ができない場合があります。
送金目的によって、送金できる上限額が違ってくる場合もありますので、しっかりと内容を確認してください。
ワイズへ入金する手段も国によって異なりますが、銀行振込、電信送金、デビットカード・クレジットカードでの入金がメインになります。
入金の方法によって入金手数料、着金の時間が異なります。
通貨 | ワイズへの入金方法 |
---|---|
アメリカ ドル(USD) | 銀行口座振替・電信送金・デビットカード・クレジットカード・SWIFT |
カナダ ドル(CAD) | ダイレクトデビット・オンライン請求書・電信送金・デビットカード・クレジットカード |
オーストラリア ドル(AUD) | 銀行口座振替・デビットカード・クレジットカード・POLi・PayID・Wiseのマルチカレンシー口座 |
ニュージーランド ドル(NZD) | 銀行口座振替・デビットカード・クレジットカード・POLi・Wiseのマルチカレンシー口座 |
シンガポール ドル(SGD) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード・PayNow・Wiseのマルチカレンシー口座 |
香港 ドル(HKD) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
ヨーロッパ ユーロ(EUR) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード・SOFORT・iDeal・Trustly・SWIFTなど |
イギリス ポンド(GBP) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード・FPS・Bacs・CHAPS・SWIFTなど |
スイス フラン(CHF) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード・SWIFT |
チェコ コルナ(CZK) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
デンマーク クローネ(DKK) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード・Trustly・Wiseのマルチカレンシー口座 |
ノルウェー クローネ(NOK) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
スウェーデン クローナ(SEK) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード・Trustly |
ブルガリア レフ(BGN) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
クロアチア クーナ(HRK) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
ハンガリー フォリント(HUF) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
ポーランド ズロチ(PLN) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
ルーマニア レイ(RON) | 銀行振込・デビットカード・クレジットカード |
トルコ リラ(TRY) | 銀行振込 |
ブラジル レアル(BRL) | 銀行振込・boleto |
インド ルピー(INR) | 銀行振込 |
マレーシア リンギット(MYR) | 銀行振込・デビットカード・FPX |
詳しくは、送金時に表示されている内容をご確認ください。
初回送金の場合、住所確認や本人認証などに時間がかかりますので、着金予定日よりも3営業日程度着金が遅れます。
2回目からは、着金予定日には大体着金が完了しています。
送金が完了したら、ワイズよりメールで連絡が入ります。
他行との手数料比較
ワイズでよく利用されている通貨での他行との手数料比較です。
ポンドを日本の口座に送金した場合
ユーロを日本の口座に送金した場合
米ドルを日本の口座に送金した場合
*為替レートは2021年4月6日のものを利用しています。
ワイズの為替レートは仲値であること、隠れ手数料がないことで、手数料が安く抑えられています。
手数料の計算は、こちらから行うことが可能です。
ワイズのマルチカレンシー口座を利用することができる国
- 日本
- EEA(欧州経済領域)
- イギリス
- アメリカ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- シンガポール
- スイス
以上の国でワイズのアカウントをお持ちの場合は、マルチカレンシー口座を利用することができます。
マルチカレンシー口座に入金できる通貨
マルチカレンシー口座は50通貨以上の通貨を管理することができますが、入金できる通貨は限られています。
在住国の通貨で入金が可能なのか、まずはご確認ください。
- 日本円(YEN)
- ユーロ(EUR)
- イギリス・ポンド(GBP)
- アメリカ・ドル(USD)
- カナダ・ドル(CAD)
- オーストラリア・ドル(AUD)
- ニュージーランド・ドル(NZD)
- シンガポール・ドル(SGD)
- スイス・フラン(CHF)
- チェコ・コルナ(CZK)
- デンマーク・クローネ(DKK)
- ハンガリー・フォリント(HUF)
- ルーマニア・レイ(RON)
- ノルウェー・クローネ(NOK)
- スウェーデン・クローナ(SEK)
- ポーランド・ズロチ(PLN)
- ブルガリア・レフ(BGN)
- クロアチア・クーナ(HRK)
- トルコ・リラ(TRY)
入金は上記の通貨から行い、マルチカレンシー口座内で外貨両替して保管、利用することが可能です。
海外送金を利用せずにマルチカレンシー口座を開設、デビットカードを利用することも可能です。
この場合も、口座開設費・維持費無料で利用できます。

デビットカード発行には日本円で1,200円(現地通貨での支払い可能)かかりますが、オンライン、実店舗での利用も可能でかなり使い勝手はいいですよ。
詳し内容は、こちらでご紹介しています。