ワイズのマルチカレンシー口座・デビットカードはこんな人におすすめ!

ワイズ マルチカレンシー口座

 

ワイズ(旧トランスファーワイズ)は、海外送金を中心にサービスを展開していますが、日本でも2020年9月から「マルチカレンシー口座」、2021年1月からは「デビットカード」のサービスも提供を開始しました。

 

海外旅行好きな方だけでなく、ビジネスパーソンにもおすすめのワイズのマルチカレンシー口座とデビットカードを、特徴、利用方法を中心にご紹介していきます。

 

ワイズのマルチカレンシー口座・デビットカードがおすすめな人

  • 海外出張が多い
  • 海外赴任・留学が決まった
  • 海外のクライアントと仕事をしている
  • 海外のスタッフに支払いしたい
  • 海外旅行好き
  • 海外のサイトでショッピングをする
  • 海外向けショッピングサイトを運営している
  • 海外在住者

 

 

海外を中心に生活している方、海外渡航が多い方、海外のサービスをよく利用する方には特におすすめです。


 

 

 

ワイズのマルチカレンシー口座で何ができる?

ワイズ マルチカレンシー口座

 

ワイズ(旧トランスファーワイズ)を利用して海外送金するのと、マルチカレンシー口座を利用するのでは、その内容が異なります。
かなりできることが増えますので、利用する価値はありますよ!

 

ワイズのアカウント登録でできること

  • 登録料・維持費無料で海外送金が可能
  • 80か国以上に隠れ手数料なしで、早く簡単に海外送金ができる

このサービスに加えて、マルチカレンシー口座を登録すると

 

  1. 50以上の通貨を維持費無料で保有できる
  2. 海外の銀行口座情報が手に入る
  3. 米ドル・ユーロなど10通貨での受け取りが無料
  4. 他通貨で受け取りした資金の外貨両替・出金が可能
  5. マルチカレンシー口座内の資金をデビットカードで利用可能

以上のサービスが追加されます。

 

 

沢山の通貨が入った「お財布」を持っている感じですね。


 

50以上の通貨を維持費無料で保有できる

ワイズ マルチカレンシー口座の通貨

 

ワイズ(旧トランスファーワイズ)のマルチカレンシー口座は、口座開設費、維持費無料で利用することが可能です。

 

一番の特徴としては、50以上の通貨(2021年4月現在56通貨)を、マルチカレンシー口座内で保有、管理することができることです。

 

資金を口座内に保有することで、好きなときに送金することが可能ですし、デビットカードを利用して実店舗、オンラインでのショッピング、キャッシングもできます。
(現在日本のATMでは取扱いができません。)

 

このことによって、為替レートが良い時に外貨両替して、マルチカレンシー口座で資金を管理することもできるようになります。

 

海外の銀行口座番号が手に入る

ワイズ マルチカレンシー口座の海外銀行

 

海外の銀行口座を保有するのは、日本国内に在住していると難しいですよね?
海外在住していても、口座開設するのは結構大変です。

 

ワイズのマルチカレンシー口座を利用すると、イギリス、ユーロ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ハンガリー、カナダ、シンガポール、トルコ、ルーマニアの銀行口座を保有することができます。

 

この10つの個人口座情報が手に入るので、現地通貨を直接手に入れることが可能です。

 

 

この10つの通貨での受け取りでは、手数料なしで利用することができるわけです。


 

*法人アカウントの場合は、海外銀行口座情報の取得に、初回手数料がかかります。

 

米ドル・ユーロなど10通貨での受け取りが無料

  1. イギリス(ポンド)
  2. ユーロ
  3. アメリカ(ドル)
  4. オーストラリア(ドル)
  5. ニュージーランド(ドル)
  6. ハンガリー(フォリント)
  7. シンガポール(ドル)
  8. カナダ(ドル)
  9. トルコ(リラ)
  10. ルーマニア(レイ)

先ほどご紹介した上記10つの通貨での受け取りに、手数料は発生しません

 

フランス在住でドイツにクライアントがいる場合、クライアント側のユーロ口座からワーカー側のユーロ口座へ直接送金が可能です。
手数料なしで送金できるので、ウィン・ウィンで利用できるんですね。

 

他通貨で受け取りした資金の外貨両替・出金が可能

自分が利用したい通貨以外で資金を受け取った場合は、外貨両替が必要になりますよね?
ワイズのマルチカレンシー口座では、口座内での外貨両替が可能です。

 

 

一つ注意したいのは、外貨両替に手数料がかかるということ。


 

こちらも、海外送金同様、為替レートは仲値なので手数料は安く抑えることができますが、口座内で両替して出金するのには、手数料がかかることは注意してくださいね。

 

マルチカレンシー口座での外貨両替手数料は、こちらで計算することができます。

 

 

マルチカレンシー口座内の資金をデビットカードで利用可能

ワイズ デビットカード

 

マルチカレンシー口座内に資金があっても、送金で利用するしか手段がないなら、あまり価値はありませんよね?

 

ワイズのマルチカレンシー口座は、デビットカードと紐づけて利用することができることが、最大のメリットです。

 

しかも、残高がある通貨なら、手数料無料で利用することができます。
現地ATMでの引出には、上限金額、回数制限がありますが、制限以内なら無料で利用することもできますよ。

 

 

海外赴任や留学で海外に長期滞在予定がある、海外旅行に頻繁に行く方のお金の管理にも有効利用できますね。
海外でクレジットカードを利用するより、断然安く利用することができますよ。


 

ワイズのデビットカードについては、後程詳しくご紹介します。

 

 

ワイズのマルチカレンシー口座利用の注意

ワイズ(Wise)は銀行のライセンスを持たない企業である

 

 

口座があって、デビットカードの利用もできるのに、銀行じゃないって不思議ですよね?


 

ワイズ(旧トランスファーワイズ)は、銀行ではありません。銀行としてのライセンスは取得していないんですね。
そのため、マルチカレンシー口座では残高に利息が付きません。

 

また、万が一ワイズが経営破綻となった場合は、口座内で管理している資金の保証はありません。

 

こういうと、ちょっと不安に思ってしまったかもしれませんが、日本ではWise Japanが関東財務局より「資金移動者」として免許登録されています。
また、海外でも電子マネー機関などで認可されているので、安全性は高い企業であると言えます。
FinancialTimesやEconomistなどでも高い評価を受けていて、全世界で多くのユーザーに利用されています。

 

 

ワイズのマルチカレンシー口座をメインバンクとして資金管理に利用するのではなく、外貨両替、現地通貨での支払いとして利用する方がおすすめです。


 

マルチカレンシー口座の手数料

ワイズのマルチカレンシー口座は、手数料をおさえた資金管理、資金移動が可能ですが、手数料が発生する取引もありますので、ご紹介しておきます。

 

  • 資金の追加:入金通貨と異なる通貨でのチャージ
  • 資金の外貨両替
  • マルチカレンシー口座から他行への送金

以上の取引では、手数料が発生します。手数料の詳細は、以下のリンクで計算できますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。

 

 

マルチカレンシー口座利用不可の国と地域

以下の国と地域では、ワイズのマルチカレンシー口座を利用することができません。

アフガニスタン・ブルンジ・中央アフリカ共和国・チャド・コンゴ共和国・クリミア・キューバ・コンゴ民主共和国・エリトリア・香港・インド・イラン・イラク・マレーシア・北朝鮮・セヴァストポリ(都市)・ソマリア・南スーダン共和国・リビア州・スーダン・シリア・アラブ共和国・米国の領土・アラブ首長国連邦・ベネズエラ・イエメン・ハワイ州・ナバダ州

2021年4月現在

 

ワイズ(旧トランスファーワイズ)のマルチカレンシー口座は

こちらから開設できます!

開設手数料・維持費無料でお得に外貨のお財布を持とう/

 

 

ワイズのデビットカードの特徴

  • ワイズのマルチカレンシー口座で保有している通貨なら手数料無料
  • 保有していない通貨の利用時は自動両替
  • Mastercardのタッチ決済機能つき
  • 海外ATMでの現金引き出しが可能
  • 管理は全てオンラインで行える

 

 

Wiseのマルチカレンシー口座、デビットカードともPCやアプリで管理することができますよ。


 

ワイズのマルチカレンシー口座で保有している通貨なら手数料無料

ワイズ 同じ通貨間手数料

 

ワイズのデビットカードは、マルチカレンシー口座に残高がある通貨利用の場合、手数料が無料になります。

 

海外旅行などでクレジットカードを利用する場合は、為替レートをいちいちチェックする必要がありますけど、ワイズのデビットカードならその必要はありません。

 

長期海外滞在の場合も、現地に銀行口座を開く前に現地通貨を保有することができるので便利ですね。
海外渡航後は、すぐにデビットカードを利用することができますし、現地の銀行口座開設後はそちらへの資金移動も簡単にできます。

 

保有していない通貨の場合は外貨に自動両替

ワイズ 違う通貨間手数料

 

マルチカレンシー口座に残高がない通貨を利用する場合は、自動で外貨両替されます。
こちらは手数料がかかりますが、変動手数料も安く抑えられています。

 

ヨーロッパを旅していると、ユーロではない通貨を使用している国もありますよね?
そんな時にも、わざわざ外貨両替する必要はありませんし、渡航先が決まっているならレートがお得な時に両替して保管しておくのもいいですね。

 

手数料はこちらでご確認ください。

 

Mastercardのタッチ決済機能つき

ワイズのデビットカードは、Mastercardのタッチ決済機能が付いています。
Mastercardが利用できる実店舗などでの利用が可能です。

 

欧米でもキャッシュレス化が進んでいますので、多額の現金を持ち歩かなくても済みます。
買い物から電車などのチケット、食事の支払いまでデビットカードで簡単に決済することが可能です。

 

また、Google PayやApple Payに追加して使用することもできます。
2021年4月現在は、日本発行のデビットカードでは利用することができませんが、日本でのサービスも拡大しているので、今後に期待ができますよ。

 

海外ATMでの現金引き出しが可能

日本のATMにはまだ対応していないのですが、海外ATMでの現金の引き出しが可能です。

 

ATMの手数料は、カードが発行された国によって異なります。
ヨーロッパ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・アメリカで発行されたカードの場合は、2回まで無料で出金が可能です。(無料で出金できる金額は、国によって限度額が違います。)

 

詳しくは、こちらの上限表をご覧ください。

 

無料で出金できる限度額、回数を超えた場合は出金額の2%の手数料がかかります。

 

 

海外ATMでは、ATM自体で手数料を請求する場合があります。
その際は、利用をキャンセルして他のATM機で利用してみてください。


 

管理は全てオンラインで行える

ワイズ アプリ

 

マルチカレンシー口座・デビットカード利用時の管理は、アプリ上で行うことができます。

 

送金、両替だけでなく、ATMでの手数料無料金額の確認、オンライン決済での承認などもアプリで管理可能です。

 

ワイズのデビットカードが利用できない国と地域

ワイズのデビットカードは、世界200か国以上で使用、230万台のATMから出金ことができますが、以下の国では使用することができません。

 

アフガニスタン・ブルンジ・中央アフリカ共和国・チャド・コンゴ・コンゴ民主共和国・キューバ・エリトリア・イラン・イラク・リビア・北朝鮮・パレスチナ領土・ソマリア・スーダン・南スーダン・シリア・ベネズエラ・イエメン

 

*アメリカ発行のカードの場合、上記の国以外で利用できない国があります。

 

デビットカードを利用するときの注意点

  • マルチカレンシー口座の残高以上の利用はできない
  • 口座に残高がない通貨の利用は両替手数料がかかる
  • 利用する通貨の残高がなくなった場合は、他の通貨の両替手数料がかかる
  • 無料でATMで引き出せる金額・回数に上限がある

 

デビットカードはクレジットカードとは違い、支払いと同時に口座から即決済されます。
そのため、マルチカレンシー口座に残高がない場合は利用することができません。

 

 

残高以上の利用やローンの設定はできませんので注意してください。


 

Wise(旧TransferWise)のデビットカードは

こちらから発行できます!

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ワイズのマルチカレンシー口座開設方法

ワイズのマルチカレンシー口座を開設するには、ワイズ(旧トランスファーワイズ)のアカウントが必要です。

 

ワイズのアカウント作成方法は、こちらで詳しくご紹介しています。

を参照されてください。

 

アカウントをお持ちの方は、アカウント内で操作が可能です。
こちらから、ワイズ公式サイトを開いてください。

 

マルチカレンシー口座の開設手順

  1. ワイズの設定で二段階認証を有効にする
  2. 「通貨を有効にする」から利用したい通貨を選択
  3. 利用したい通貨の銀行口座情報を取得する
  4. 利用したい通貨の口座に入金する
  5. 本人確認を行う

 

ワイズの設定で二段階認証を有効にする

ワイズ 二段階認証を有効に

 

まずは、セキュリティ強化のため二段階認証を有効にします。
セキュリティコードがSMSで送られてきますので、コードを入力して設定してください。
音声認証も可能です。

 

「通貨を有効にする」から利用したい通貨を選択

ワイズ マルチカレンシー口座取得

 

マルチカレンシー口座で利用したい通貨を選択して、通貨を有効にします。

 

利用したい通貨の銀行口座情報を取得する

ワイズ マルチカレンシー口座有効にする

 

選択した銀行口座の情報を取得して、口座開設していきます。
画像はユーロを選択して、銀行口座情報を取得しています。

 

利用したい通貨の口座に入金する

ワイズ マルチカレンシー口座ユーロ入金

 

口座を開設するためには、まず口座への入金が必要です。
ユーロ口座では20€、アメリカ口座開設では20$の入金が必要です。

 

 

この入金額は、口座を開設する手数料ではなく、口座に入金され利用可能な金額になりますので、心配いりません。


 

入金は銀行振込なら手数料無料で利用可能です。
クレジットカード・デビットカードだと即時反映されますが、手数料が多少かかります。

 

本人確認を行う

本人確認が必要な場合があります。ワイズアカウントをお持ちの場合だと、数分で本人確認が終了します。

 

マルチカレンシー口座の閉鎖方法

マルチカレンシー口座を閉鎖する場合は、残高をゼロにする必要があります。
他銀行に残高を全額送金してください。

 

残高がゼロになった通貨口座は、「通貨を削除する」で閉鎖することができます。

 

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ワイズのデビットカード発行方法

ワイズ デビットカード発行

 

デビットカードは、アカウント内から発行することが可能です。
カード発行には日本円で1,200円(税込)がかかります。

 

ワイズのデビットカード発行・利用手順

  1. カードを注文する
  2. カード発送先住所を入力
  3. カード発行代金を入金
  4. カードの有効化
  5. PINを取得
  6. 資金をチャージ

 

デビットカードのを注文する

ワイズ デビットカード注文

 

まずは、ワイズのアカウント内でデビットカードを注文します。
サイドバーの「カード」をクリックすれば、カード注文画面が開きます。

 

カード発送先住所を入力

ワイズ デビットカード配送先

 

デビットカードの発送先を入力します。
カード発行は、現在居住している受取可能な住所での発行となります。
アカウントで登録している住所とは異なる住所でも発行可能です。

 

 

筆者は居住している海外住所で発行しました。


 

デビットカード発行代金を入金

ワイズ デビットカード代金支払い

 

デビットカード発行代金は、クレジットカードかデビットカードを利用して支払います。

 

ワイズ デビットカード発送

 

支払い後、カード到着予定日が表示され、発送手続きが行われます。
カードの受け取りまでは3営業日から最大3週間と、住んでいる国によって異なります。

 

 

支払い後の到着日を確認してくださいね。


 

カードの有効化

ワイズ デビットカード有効化

 

デビットカード到着後、ワイズアカウントにログインして、カードに記載されている6桁のコードを入力します。
これで、デビットカードが有効化されます。

 

PINを取得

デビットカードが発行された国によっては、カード有効化後にPINが表示されます。
アプリではいつでもPINが確認できるようになっています。

 

資金をチャージ

アプリから資金の追加をすることができます。
デビットカードを利用するには、マルチカレンシー口座への資金のチャージが必要です。
銀行振込、カードなどを利用してチャージします。

 

チャージが終われば、残高がある限りデビットカードを利用することが可能です!

 

ワイズのデビットカードを利用するときの注意

  • 滞在中の国の通貨で支払うこと
  • 支払いが完了するまでに時間がかかる
  • ATM出金限度額は、毎月1日に更新される
  • アメリカ発行以外のデビットカードPINは変更できない

 

海外旅行で損をしないために

海外でカードを利用すると、店舗によっては独自の為替レートを使用している場合があります。
その場合、自分の国の通貨で決済すると、店独自のレートが適用されて手数料を高く取られてしまいます。
海外での買い物は、必ず滞在中の国の現地通貨で支払ってください。

 

カード処理中は「保留中」になる

カード利用後は、支払い処理中となるため「保留中」と表示されます。
決算が完了した後に、残高から引かれて「完了」と表示されます。
その間の期間は3~7営業日ですが、ホテルやレンタカーなどの支払いでは、もう少し長く時間がかかる場合があります。

 

ATM出金限度額は毎月1日に更新

ATMを無料で使うには、回数と金額の上限があります。
毎月1日に更新され、1日の限度額は毎日0時に更新されます。

 

カードのPIN(パスワード)は基本的に変更できない

アメリカ発行のカードの場合は、暗証番号の変更は米国内にいるときのみ可能です。
それ以外の国で発行されたカードのPIN(暗証番号)は、基本的に変更できません。

 

 

ATMによっては、パスワードを変更できる機種があります。でも、最初のPINのまま使う方がいいかもしれませんね。


 

Wise(旧TransferWise)のデビットカードは

こちらから発行できます!

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